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くちづけ/松崎詩織【官能小説のレビュー】

 

また官能小説を読んだよ。

 

 

官能小説の世界ではかなり有名な作家さんみたい。

 

情景がありありと浮かんで見えて、感情の揺れが詳細に描かれている。せつなくて、美しくて、エロチック。

 

おもしろすぎた。気づいたら、読み終わってたからね。

 

なんか官能小説ってマジで文学じゃんって思った。才能の無駄遣いってこういうことを言うのかもしれない。

 

ショートストーリーが3つ入っていたよ。

 

 

「ナースコール」は、ナースの主人公ががん末期の患者さんとセックスする話。

 

セックスシーンよりもそれまでの過程がイヤに長い。これ、映画だったら、ありえない。フリが長すぎるって思った。

 

けど、それでいいんだ。だって、エロは二の次だから。とはいっても。ギンギンに勃起したけどね。

 

 

 

「女性専用車両」は、ひょんなことから中学生男子が女性専用車両に乗ってしまう話。

 

中学生男子は状況が状況だけに痴漢と間違われてしまい、おしおきとして同じ電車に乗り合わせたお姉さまたちから辱めを受けるんだ。

 

おちんちんのロシアンルーレットは衝撃だったね。中学生男子のちんこを20回ずつ、女性1人ずつが手コキするんだけど、これはやばい。うらやましすぎる。一応、中学生男子はMだからMに寄り添った感情表現が多かったんだけど、性癖関係なしにこのシーンは最高だと思う。

 

最後のオチは、笑うしかない。ギャグ要素とエロ要素のバランス感覚がハンパなかった。

 

 

「くちづけ」は、表題作なだけあって、それまでの2つのストーリーよりも文章量が多かったね。

 

その割に足りないだろ!と思わせるラストね。書き手が「やっちゃえ!」ってテキトーに締めた感じが否めなかった。

 

連載中止になった少年漫画みたいなもん「俺たちのたびはまだまだ続く!」みたいな感じ。

 

あらすじを紹介しておこうか。

 

資産家の一家があるきっかけで貧乏になってしまった。

借金を帳消しにする代わりに一家の長女である女子高生が別の資産家から肉体を買われた。

 

10年間はその家の奴隷としてこき使われると思っていたのだが・・

 

 

 

女子高生の純粋さが光っていたね。

 

カラダはいくら汚されようとも、ファースト・キスだけは好きな人としかしたくないという強い信念は、かわいくてカッコイイと思った。

 

オチはキスだってわかるのに、絶対にそれまでの展開はわからないという。書き手のうまさが嫌みなぐらい伝わってきたよね。

 

だからこそ、最後のテキトーさがもったいなく思えた。収集がつかなくたったのだろうか、やけになったのかはわからない。

 

 

 

松崎詩音さんの小説はたぶん近々もう1冊読むだろうな。

 

 

表現の幅が深いのに、難し過ぎない、この感情表現ね。

 

「堰き止めていたダムが決壊するように、快楽の洪水が怒涛のごとく溢れ出し、精神が麻薬の水でびしょ濡れになる。」

 

「あいまいでまどろっこしい刺激が、徐々にきつい刺激へと変わる。不整脈のような不規則で激しい呼吸が、無意識に溢れ出る。」

 

 

シンプルなのに、突き刺さる言葉。

 

「死にたいほど恥ずかしいということが、こんなにも気持ちいいことだとは思わなかった」

 

 

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